28. 子育て ~【信じる事】と【放任】について~

こんにちは、のぶちかです。
突然ですが今朝、約束を破った息子を割としっかりめに怒ってしまいました 汗。
以前まではかなりがみがみ言ってた私ですが、最近はそれは良くないと思いなるべくがみがみ言わずに子供の主体性を尊重し、【信じる事】が重要だと自分に言い聞かせて子供と接していたのですが、そういう思いを持っているが故に嘘をつかれた時に怒り今のやり方への不安や色んなものが相まって、沸騰してしまうのです・・・(反省)。
そして怒りながら次の事を考えていました。
・子供を育てる上でよく「子供を信じる」事が大事と聞くけど、「信じる」ってどういうことやろ?
・「信じる」って「放任」しておくことでえぇのか?
の2点。
次にちょっと興奮して3分位の長め説教になってしまったのですが、その中で
・俺はいつまでこの調子で怒るんやろう?
・俺の伝えたい事はこの怒り方で伝わっとるんやろうか?
と、自分の伝え方と怒り方への疑問がわいていました。
という事で本日は子育て上での
「信じる事」と「放任」について考えてみたのでお話します。
【信じる事】と【放任】の違い。

結論から言うと、
【信じる事】と【放任】は違います。
なぜなら、【放任】は相手を信じていなくてもできるからです。
嫌いでも好きでも無関心でもどの立場からでも【放任】自体は可能なのです。
一方、【信じる事】はなかなか大変です(笑)。
なぜなら【信じる事】とは、無条件に信じぬくことだからです。
過去の如何に関わらず、現在のあり方にとらわれず、未来を想定して心配するのでもなく、ただ「うちの子は大丈夫!」とシンプルに信じぬく事なのです。
そしてこれが前提になるとやはりすぐ浮かぶのが
「任せっきりで放っとけば大丈夫ということか?」
という思考です。
これに関しては、 苫米地式コーチング認定コーチの高嶋芳幸さんがこう説明されています。
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放任すればいいのかという人
絶対的に信じると決めた結果、子どものあらゆることから手を引いてしまうべきなのかという勘違いをする方もいます。
参照記事↓
絶対的に信じるからといって、子どものすべてに関わらないということではありません。
特に子どもはまだ知識が少ないので、親は気づいても本人が気づいていないリスクというものがたくさんあるはずです。
それについては論理的にしっかりと伝えていくことが大切です。
すでに書きましたが、これは「心配」ではなく「リスク管理」の一環となります。 また、親の意見を伝えることも問題ありません。
意見を伝えるとは、一人の人間としてこう思うということを冷静に伝えることであり、心配にかこつけて価値観を押し付けることではありません。
以上のように、正しく子どもと関わっていくことはあってよいのです。
教育のプロが教える、子どもを信じることができる親のメンタリティ http://reen-coaching.com/worry/
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つまり、
「子供を信じていても、子供に足りない知識は論理的説明によって補足(意見)してやればいいし、冷静に意見を伝える行為は子供を信じていない事や親の価値観の押し付けではない」
という事です。
【信じる事】は【全てを任せる事】なのかずっと判然としてこなかったので、この説明があって本当にすっきりしました (良かった~汗) !
ただ続きがあって…、
私がここで大きく間違っていたのは息子を「怒った」という事です。
例えば同じく高嶋芳幸さんの見解では、
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心配とリスク管理

まずは心配とは何なのか考えてみましょう。
心配とはこうなってほしくないということを想像して嫌な気分になることです。
ここには2つの要素が含まれています。
1つは「こうなってほしくないということを想像する」こと。
もう1つは「嫌な気分になる」ことです。
この2つが満たされることではじめて心配が成立します。
ということは、「こうなってほしくないということを想像する」ことだけでは心配とは呼べないのです。
そのあとに「嫌な気分になる」かどうかで、行動が大きく変わってきます。
もし、「嫌な気分」にならなければ、こうなってほしくないということを避けるための理性的で論理的な対策を取ることができます。
そしてその対策をできるだけ上手に実行しようとするでしょう。
これは心配とは呼べません。

さしあたってこの状態を心配と対比して、「リスク管理」と呼んでおきましょう。
この「リスク管理」はまったく問題がないどころか、たいへん重要なものです。
さて、まとめると、「心配」と「リスク管理」の違いは以下のようになります。
「心配」とは、こうなってほしくないということを想像して嫌な気分になることであり、結果として感情的で非論理的な行動を取ることである。 「リスク管理」とは、こうなってほしくないことを想像して対策を思考し、結果として理性的で論理的な行動を取ることである。
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という事。
つまり私は「心配」した結果「怒った」のであり、取るべき姿勢は「心配」ではなく理性的で論理的な行動としての「リスク管理」だったのです(ガ~ン汗!)。
まとめ
【信じる事】は【放任】することではない。ただ、【放任】の中に子供への「リスク管理」として理性的で論理的な関わり方があれば良く、感情的で非論理的な「心配」という関わり方はいらない。だから安心して「リスク管理」をしながら「放任」しよう。
です。
後記
本日の件で分かった事は、とにかく私にはまだすぐ熱くなる習性が消え去っていないという事です。
ただ最近はそういう習性は消せるものではなく、いつでもある刺激によってムクムクと芽生えてくるものととらえる様にしました。
つまり、学びにより抑え込みやすくはなったけど治せた訳ではない、という状態。
だからこそ今後もより「学び」を深くして、その原因や弊害を追求し自身に腹落ちさせ、理論的かつ理性的な状態を維持し続けていく事が重要だと考えました。
本件も、「心配」という言葉を自分本位にポジティブに捉えていたから「心配」=「子供の為」の構図が出来上がり、結果、良かれと思って「怒った」訳で、もっと「心配」という意味を深く知っていれば息子が私の「心配」により、不必要な父親からの感情的制裁を受ける必要はなかったはずです(反省…)。
という事で、本日も「学び」から自らの勘違いとそれによる被害の発生に気付きを得ました 汗。
ただ、気になっていた「放任」に関するモヤモヤはやっと打ち消せたので、あとは「心配」しない様に「リスク管理」を練習していきます!
日々勉強~!

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