2019.6.1. ブログスタート! 

16. 東京?田舎?どっちが良いの?

16. 東京?田舎?どっちが良いの?

☆読んで欲しい人:田舎(例えば人口5万人以下)でのんびり生計を立てていきたい人や、田舎で小さいビジネス(売上5千万円/年以内)で起業したい人。

こんにちは!
最近、都会に近い所に住みたい気持ちがすこぶる高まっていたのはのぶちかです!

さて先日(2019年6月15日)、私は「山口移住計画」さん主催の「となりぐらし ー萩と阿武ー ~暮らすこと 食べていくこと~   @東京 清澄白河」というイベントで、移住促進に関するお話をさせて頂きました。

イベントでは「ぶっちゃけ、どうやって食べていってるの?」という質問もミッション化されており(笑)、ちゃんとぶっちゃけてお話してきました(笑)。

そういえば最近、都会のお客様から「地方での小売りの店舗経営ってどうやるのですか?」という質問を受ける事が多くなりましたが、時代的に起業やフリーランスで働く方はどんどん増えていくでしょうから、その様な質問が増えてくる当然だと思います。

そこで、本日は小さく起業するならどっちが良いか考えてみます。

「東京?田舎?どっちが良いの?」

見解① 「今の自分にとって」と「未来」で考える。

先ずは「今の自分にとって」軸。

最近これは至極当然ながら超重要な前提条件である事に気付きました。つまり、一般論が当てはまらないのです。人の立場や欲望、理想、願望は千差万別。その多様な個別の性格に「東京と田舎」という超単純な二項対立を当てはめても無理がある事に気付きました。

例を挙げると、
■東京:コスト高い(一般論)
この軸に意味が無いという事です。なぜなら、実家暮らしで家賃が掛からない立場の方には家賃というコストが要りません。一方、田舎でも特別な条件が無い限り安かったとしても家賃は発生します。

■田舎:コストが安い(一般論)
この軸も同じく意味がありません。なぜなら家賃が安くても収入も低いと家賃が負担になります。逆に収入が少なくても東京に住める実家やタダで間借りさせてくれる知人が居る人にとっては、東京の方がコストは安いと言えます。

(※以上はあくまで考え方の一例です。)

つまりコスト視点だけで考えても、現状の収入ベースや、そのベースの維持の可否により、東京でも安く過ごせる立場もあれば、田舎でも楽にならない立場もあるという事です。

物価面でもそうですが、この度感じたのは東京は物価(食料品類)が安い!
物流コストの関係なのか、とにかく物価が安いです。

だからなるべくコスト安に過ごしたい場合は、「今の自分にとって」どちらが実際に安く過ごせるのかをしっかり調べてみる事をおススメします。重要なのは移住先での実質賃金や可処分所得の視点なので、一度精査してみましょう。

その他、「常に刺激的な人に会いたい」や、「なるべく人に会いたくない」とか、「空気がきれいな所」、「安全な食べ物」、「アクセス」、「移住先で就業したい」、「移住先で起業したい」、「美しい景色の写真が撮りたい」、「車はいらない」、「文明から離れた生活をしたい」、「住む場所は田舎でも近くに空港は欲しい」等々、今の自分が求める細かい願望がある筈です。そしてそれらの願望は「田舎」という大きなくくりだけで同一視しても、住む町によって結果が大きく異なってきます。

その為、事前に色々な現地に行って調べたり、肌感覚で捉えたりする経験はできる限りしてみる事をおススメします。

そうしてまとめていった結果、実は東京の方が自分にフィットしていた、というケースも起こり得ると思うので、その際は素直に心に聞いてみましょう。

次に、「未来」軸。

「移住先の田舎でずっと暮らしていきたい!」

という「理想の未来」があるとします。
しかしその町の人口が40年後には半減したとしたらどうでしょう?

引用元「RESAS」
「RESAS」 とは産業構造や人口動態、人の流れなどの官民ビッグデータを集約し、可視化するシステム です。
https://resas.go.jp/population-future/#/graph/35/35204/2012/0/10.41144680921671/34.45435462063979/131.55651502411956

上はわが町萩市の例ですが、萩市に限った事だけではなく現状で人口5万人を切る全国の町では、時間差はあれ概ね同じ様な傾向になると予想されます。

そして起業の業種がその移住先の住民をメインターゲットとした場合、シンプルに人口が少ない町では継続が困難である事が明白となります(特例を除いた一般的なはかり方として)。ただその事業が、「3年持てば良い」という様な短期イメージの場合は全く問題ないと思います。

ほぼ無借金で小さく始めて身軽な状態をキープし、状況を鋭く観ながらしなやかに状態を変化させつつ、短期で色々な町に住んでみる。そんなあり方は個人的には非常に次世代的で面白いと考えています。

その他、「無いから創る!」というスタンスは超好きです(笑)!
可能な立場の方にはぜひがんがん萩(田舎)で面白い事を展開して頂きたいです(笑)!

ただ、潤沢な資金が無く、かつ移住先の住民をメインターゲットに設定し闇雲に「田舎で暮らす!」というスタンスを取ると、ターゲットである住民自体がどんどん減ってい行くので、起業のタイミングが遅れれば遅れるほど継続は難しくなるので注意が必要です。

何歳で移住(起業)していつまで過ごしたいかにもよりますが、移住したい地域の中長期的な人口や平均年収を事前に知っておく事は事業計画、人生設計の心強い羅針盤になりますので調べておく事をおススメします。

その上で、やりたいビジネスが田舎でもいけると予測が立てば田舎でも良いでしょうし、定住して長期的にやりたくてもその予測が立たない場合は、継続性の視点から東京という選択肢となります。

もちろん、PCひとつでマネタイズできる方や不労所得がある方の田舎への移住は、それらの問題の範疇外なので、心配いりません。

見解②「時間の確保なら断然田舎」

これは完全に今の私個人の重要度で挙げた見解ですが、ビジネスで生き残り続けるには勉強し続ける必要があります。そしてその勉強時間を確保しやすいのは「田舎」だと感じました。

具体的には東京は、トータルでの「移動時間が長い」です。
通勤、買い物、レジャーと、とにかく移動時間が長い。

その移動時間を人生のトータルで考えてみた場合に、どれだけの時間をロスするか?

もちろん移動中に読書やオーディオブック、スマホでの情報収集もできますが、とは言え集中力の面ではじっくり腰を据えて取り組む状態には叶わないと考えられます。

一方、田舎では町がコンパクトになるケースが多い事と、そもそも娯楽が無い場合が多いので移動自体が減ります(笑)。また業種にもよりますが、都会に比べ店舗兼住居という形態も取れやすいので、ますます時間効率が上がります。

更に、ビジネスを始めると特に初期段階では軌道に乗せるまでの1~2年間くらいは猛烈に働かないといけなくなります。もう仕事だけやり切るだけでも相当な消耗をするわけですが、その状態から更に勉強時間を確保するとなると仕事以外の無駄な時間を極力排除したくなります。

その際、移動時間が無い環境ではがっつり勉強の為だけの時間を確保しやすいので、中長期的にみると移動が余儀なくされる環境に比べかなり勉強量に差が出ます。

この点で「田舎」はかなりのアドバンテージだと思います。

※都会でも十分に隙間時間で勉強されている方も多いので、その方々は本項はスルーしてください。

まとめ

①「東京か田舎か?」は自分の立場次第。一般論はあてはまらないので、先ずは自分の環境や状態を整理して考えてみましょう。

②地域差はありますが田舎の人口減少スピードはとても早いので、今の状態がずっと続くわけではありません。その為、起業予定のビジネスのメインターゲットが移住先の住民の場合は、短期勝負なら○。中長期勝負の場合は練り直す事をおススメします。

③ビジネスで生き残るには勉強の継続は必須。その時間を確保しやすいのは移動時間の少ない「田舎」は有利。

という事で本日は以上です。

後記

起業に関しては本来、もっとたくさん考えておかないといけない視点があるのですが、まず基本よりも手前の前提条件の確認の必要性に触れてみました。というのは、都会の第一線で働く厳しさ程は無いかもしれませんが、田舎は田舎で別の問題を抱えているので(人口減少等)、起業となると安穏とは暮らせません。

そういう点を伏せて良いところばかりを切り取り、さもわが地元がユートピアの様に移住促進を図るのが定石なのでしょうが、私個人としてはこれから起業される方はどの地域で起業するにしても「起業仲間」として考えてしまう為、リアルな所で少しでも何かの参考になればと思い、考えを記しました。

もちろん、年齢が若い場合は失敗自体も超貴重な経験となりますので、「そんな安全パイばっかり選んでられるか!」と、がんがん挑戦する事は素晴らしいと思いますし、そういう人は好きです(笑)。

しかし、年齢が高い場合の失敗は若い頃とは消耗度が違いますので、できる限りおさえられる点はおさえて失敗しない確率を上げておく事に損はありません。

起業自体が目的なのか?
田舎での起業が目的なのか?
田舎で起業してゆっくり生活する事が目的なのか?

迷われている方は、もう一度この点を考えてみると答えが出るかもしれません。

ちなみに最近、都会の近く(都会は嫌 笑)に住みたい願望が高まっていた私は、今はとにかく「成長」に飢えているので、色んな凄い人、サービス、技術に触れられやすい環境に身を置きたかったのですが、この度の東京で過ごした3日間に感じた事と、自身の状況の整理を踏まえた結果、 今は自分にとっては時間を確保しやすい現状の環境がベスト、という驚きの結果に至りました(笑)!

なぜなら私の基本スペックがまだスカスカス~なので、時間術を極めて力技で大量にインプットを強化し、仕事やブログ他でアウトプットする環境を作らないと、これまで無駄に使ってきた時間を取り戻せないしこれからの時代のスピードにも付いていけないと考えているからです。

その意味でこの度の東京便は、自分の環境を見直すにかなり有意義な時間となりました。

という事で、田舎への移住と起業に迷われている方は、先ず候補地で2~3日過ごしてみる事をおススメします。