91.「家庭の基礎作り」について試している事

今回は「90.」の記事の続き的内容です。
子供は外で辛い目に合って帰ってきても、
「逃げ場所」になれる様な家庭があるだけで救われたり気持ちを立て直せる
というアドバイスを経験談からのお話として頂いてから、まずは私の「他人事」をどうにかしたい気持ちは一旦落ち着かせて、「自分事」として自分の家庭を整えていく事にした、というところから始めます。
環境の整理
先ずは親から
その人から出る言動は、その人が身を置いている環境の影響を大きく受けている、という点はほぼ間違いないとします。
そうすると、接する時間の多い人間の言動も影響力が強いという事が言えるでしょう。
例えば、私自身はブラックな会社に勤めていた時期があり、その際に体に沁み込んでしまったものは、ブラックな会社内で慢性的になっていた罵詈雑言。
自分自身、
「前は俺、こんな言葉を使う様な人間やったっけ?」
と疑問視してしまう事がたまにあるほど、身を置く環境で言動は変わってしまう事を経験しています。
また、それによりショックだったのは息子(当時小6)が汚い言葉を使い始めた事。更にショックだったのは、その汚い言葉は自分が使っていた言葉や表現そのままをコピーしていた事。
つまり、
息子にその言葉を使わせるきっかけを作ったのは親である私自身。
これには深く反省しました・・・。
取り敢えずその汚い言葉を使った息子には、
「俺が汚い言葉を使うからうつってしまったんやな。もう汚い言葉を使わん様にするからお前もなんとか使わん様にしてくれ」
と謝り、しかし同時にそれが改善されるまでには時間も掛かるだろうとも思ったので、最短での改善を狙うにはとにかく親が汚い言葉を使わない(聞かせない)事だとし、そうしない様に努め続けています。
今の息子(中1)は学校でうつっただろう汚い言葉を娘との兄弟げんかの際にたまに使う程度で、その頻度も言葉の汚さも随分と軽減しホッとしています。
その意味で、
親が変われば子も変わる
という持論にはある程度結果が付いてきた様に見ています。
言葉が思考を作る
「思考が言葉を作る」
というマザーテレサの言葉がありますが、私は「言葉が思考を作る」とも考えています。
なぜなら、思考する時に言葉で考えるから。
補足すると、
脳みそのメカニズム(主語を理解できない的な)的にも丁寧で肯定的な言葉での思考と、汚く否定的な言葉での思考では、結局、思考によって作られる言葉へ大きな影響を与えると考えているから。
となると、普段から子供へ投げかける言葉や内容はとても重要で、ここに関してはいまだ親の方が修練が足らず感情に負けてよく失敗していますが(例:「勉強せんと苦労するよ」と、脅しと否定表現を使ってしまう・・・)。
とにかく子供と過ごす際に重要なのは、親が言葉を丁寧に使い続ける事。
それだけで子供にも感染し、それにより思考も否定的ではなくなり、それにより類友効果で精神的に健康な友達が得られ、そのコミュニティー内で丁寧な言葉と肯定的な思考をシェアし合えれば更に高め合いや助け合いが生まれ、いじめにも関与されにくくなり、仮に学校で辛い目にあって帰って来てもまた丁寧な言葉や思考や愛情に包まれてデトックスされて、まさに良い事尽くめ!
このイメージを持論として実践中です。
結果としては今のところ、我が子2人とも心優しく健やかに育ってくれていますし、驚くべき副産物は丁寧な言葉を使っている親自体の心や思考までも変わってきた事(笑)。
つまり、
丁寧な言葉を使うだけで親である自分にも子供にも好影響はもたらされるので、やらない手は無い!といった感じです(笑)。
「良い家庭を作りたい!」
そう願っている人はきっと多いのではないでしょうか?
そう思っても何をどうしたらわからない方も多い筈。
もし読んで下さる方の中にそんな方がおられたら、ぜひ思いやりのある丁寧な言葉で御家族に語りかけてみて下さい(お子さんがおられない方はパートナーへ)。
きっと少しずつでも変わってくる筈です!
(ただ、結果が出るのに時間は掛かるので焦りは禁物ですよ~☝)
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