2019.6.1. ブログスタート! 

68. 【田舎】のメリットとデメリットをイケハヤ氏目線と比較したら面白かった! その3「仕事」編

68. 【田舎】のメリットとデメリットをイケハヤ氏目線と比較したら面白かった! その3「仕事」編

こんにちは、のぶちかです!

さて今回も東京から高知県本山町へ移住したイケハヤ氏と山口県萩市(人口約4万人)に住む私の【田舎】に対する目線の比較をしていきます。

今日は「仕事」の話も出てきますが、これは移住希望者だけでなく田舎に住んでいる老若男女にもかなり参考になるので、今の働き方やこれからの町や仕事がどうなっていくのか不安な方にはぜひ読んで頂きたいです。

それと再三言いますが、今から行う比較はイケハヤ氏に対する反論では全くなく、イケハヤ氏の田舎愛目線が嬉しいという気持ちと、私が知る田舎の現実との乖離や共通認識が面白かったので勝手に比較するだけです (笑)。

それではさっそく参ります!

念の為、本日も御本人のブログからプロフィールを↓

イケダハヤトのプロフィール(長文)

http://www.ikedahayato.com/index.php/profile

そして表題の記事がこちら↓

地方移住4年目。メリットとデメリットを語ろう。

http://www.ikedahayato.com/20160601/60489216.html

イケハヤ氏目線の【田舎】その3

仕事の幅が広がる。

では「田舎暮らし=貧乏暮らし」かというと、そんなこともありません。
① 田舎はむしろビジネスチャンスだらけ。起業家精神がある人からしたら天国ですよ。もう、なにやっても生きていけます。

②地元の仕事にこだわらないのなら、ネットで仕事をするのもいいでしょう。ぼくの知っている範囲でも、高知で「ランサーズ」「クラウドワークス」「シュフティ」あたりを使って月15〜20万円稼いでいる人がいます。物価が安い田舎にいるのなら、クラウドソーシングで外貨を稼ぐのはありですね。

③ 「初期投資、固定費が極端に安い」のも、田舎のメリットです。
お店を開業するにしても、家賃・人件費が安いので、がんばって営業する必要がないんです。「空き家を活用してカフェを開業する」とかなら、100万円もあれば実現できちゃいますからね。実際、田舎には「週に2日しか営業しないカフェ」とかたくさんあります。

少し観点を変えると、「都会ではコストがかかりすぎて難しい事業」も、田舎でなら実現可能です。たとえば「温泉宿を経営する」なんて割と壮大な企画でも、用地と人件費が安いので、ちょっと予算があれば形にできます。

ここは強調したいのですが、
④田舎は資本主義のフロンティアなんですよ。発展途上国みたいなもんです。東南アジアに進出するくらいなら、日本の田舎に進出すべきです。

地方移住4年目。メリットとデメリットを語ろう。

引用: http://www.ikedahayato.com/20160601/60489216.html


それでは以下、番号ごとに語ります。

① 「田舎はむしろビジネスチャンスだらけ。起業家精神がある人からしたら天国ですよ」

・・・これにはしびれました(嬉)。

田舎がまさかビジネスチャンスだらけだったとは・・・。

確かに星野佳路氏(星野リゾート代表)も、

「地方は競争相手がいないから都市よりもビジネスチャンスがある」

という事をお話されていました( あすか会議2015 第2部 全体会「観光・鉄道・行政を通して、地域の魅力をプロデュースする改革者たち」 )。

つまり、

色んな意味で凄い力をもった人達なら田舎の経済力低下や人口減少を意に介さずビジネス展開が思い付き実行に移せる、というところでしょう(継続可能性には触れません)。

田舎、ナイス~!

しかし皮肉な事に、(ずっと)田舎に住む私達がそれを活かす事がとても難しいという現実もあるのです(それなりの規模感を前提に言ってます)・・・泣。

「田舎はビジネスチャンスだらけ」

なのに、それを活かせる(活かそうとする)のは中に住む我々でななく外に住む人がほとんどというジレンマ・・・。

ただひとつ言えるのは、

「チャンスが無い」と言われてないだけまだ希望がある!

という事。

めっちゃマジで勉強して、彼らがどういうシナリオでビジネスを創っていくのかを学び倒し、挑戦しまくれば、可能性はあるかな、と。

あきらめるか立ち上がるかは、我々次第というところでしょう。

②「地元の仕事にこだわらないのなら、ネットで仕事をするのもいいでしょう」

個人的にはこの提案は大賛成です!

なぜなら、

萩市の人口動態を考えた時に、リーサスのシミュレーション値4パターンの内、最短のものは2060年に総人口約18,000人という予測が立っているから・・・。

「そんなん当たるかどうか分らんやん!」

それもそうなんですが、一方で

「人口が増える見込みはあるのか?」

と問われるとなかなか反論も難しい筈で・・・(悲)。

つまり、

to C 系の既存サービスのほとんどが人口問題他で中長期的に立ち行かなくなるのが目に見えている以上、地元に根差した既存ビジネスを新規で立ち上げても長期継続は激烈難しいという事なのです(ガ~ン!!!)。

「それでもあたい、地元が好き!」

「ずっと俺、地元で暮らしたい 泣!」

という方もいる筈で、そこで有効なのがこの

「ネットで仕事をする」

という事なのです。

分かりやすく言えば、

「地元にお客さんがいなくても東京(他)には居る」「ネットで仕事ができれば愛する地元で生活できる」

という事。

中途半端に「東京(他)」と書いたのは、東京は仕事の単価が高いから。

もちろん、その他地方都市にもネットでの仕事はありますが、単価の高い東京から仕事を取れるようになったら所得も大きくなるわけです。

持論では、そういう高めの所得者層が町にガンガン増えると、きっとおいしい飲食店も増え始め、美味しい飲食店が増えるから関係人口も増えたり、関係人口が増えるから人やビジネスに面白い化学反応起こったり、結果、町が元気になっちゃう、と良い事だらけなわけです(←超ザックリ説明してます 笑)。

シンプルに、

未来に不安しか感じず不安な空気が町を埋め尽くしているよりも、そうやって個人でもしっかり稼げて、勤勉で明るく元気な人が多い方が町の持続可能性が高いという事。

更に言えば、

固定費の高い東京に住む人と、固定費の安い田舎に住む人がネットで同額の仕事を取ったら、どっちがお金を残せるか?

涙出るくらいに田舎の勝ちです(笑)!!!

既成観念取っ払って冷静に考えたら、田舎にはそんな強烈なメリットがあるのです!

そしてその足掛かりになるのがネットでのお仕事。

私には見えます。

あと5年後、

萩出身で萩在住。
とんでもないデザインのサングラスに焼けた肌、口ひげをたくわえ裸足にスリッポン、ちょっとマッチョで腕にはタトゥー。萩では見た事もない様なオープンのスーパーカーを保有した二十歳そこそこの若者達が町を闊歩する姿が。

彼らに

「仕事なんしよん?」

と聞くと

「ネット~」

とアホっぽく答えつつも、年収超高くて地元愛もハンパじゃなく

「俺ら萩から出る気ねぇし」

が口癖で、

財布はもはや旺文社の国語辞典の様に分厚く、その中に不必要にパンッパンに札束入れて

「(ジーパンの)ケツポケットに入らん」

が彼らの鉄板芸。

ネットでの仕事に理解が示され実践されれば、そんなネット長者な若者が増えて、ゆくゆくは萩が勝手に盛り上がり出す事も夢じゃないです(笑)!

イケハヤ氏の主張はきっと東京や都会に暮らす人に向けたものでしょうが、この考え方は田舎に住む我々やその子供達にも十分当てはまる有意義なメッセージなので、真剣に考えてみても良いかもしれません。

③ 「初期投資、固定費が極端に安い」のも、田舎のメリットです。

これには続いて

「 お店を開業するにしても、家賃・人件費が安いので、がんばって営業する必要がないんです。 」

という文章が続きます。

ここに関しては少しどうだろうと思ってしまいます。

まず、家賃が安いのは確かにそうです。

ただ家賃って売上や利益に対して「高い」とか「安い」とか感じる気がしていて、その場合、人口が少なくて平均所得も少ない町だとそもそも売上を上げて利益を残す事自体が難しいわけです。

もちろん総合的な経営手腕が秀でている場合はその範疇を超えてくるのでしょうが、人件費の問題もコストの問題以前に人(若者)がいないという問題があります。

だから「頑張って営業する必要がない」のは、その他にベース収入を持っていて余技的にやれるパターンじゃないと結構難しいんじゃないかな?とみています。

それと、

業種業態にもよりますが田舎は出店のハードルは低くても、継続のハードルは異常に高い(どこも一緒ですが)ので、その点も楽観視できないポイントかと。

田舎は資本主義のフロンティアなんですよ。発展途上国みたいなもんです。東南アジアに進出するくらいなら、日本の田舎に進出すべき

この主張にも驚きました!

なぜなら、

同じ日本人から国内の地方が発展途上国扱いされてしまっているから。

ではなぜそういう視点が生まれるのかその構造を推察してみると、

まず事実として、

東京と田舎ではビジネスを知っている人の量も質も差が大き過ぎ、しかも東京は毎分毎秒のスピードで猛者同士が鬼の様なしのぎの削りあいしながら進化・変化をしていく中、

田舎に猛者はほぼおらず何年経っても変わらずずーっとおんなじ思考と行動のままの人がほとんど(生え抜きのケース)かつ、それを励行する風土だから。

つまり、

東京の猛者からすれば田舎はチョロ過ぎ

というところなのでしょう。

でも彼らが田舎に来て何か興すならそれはそれで良い事も多いだろうし、

「都会の奴がわしらの町来て好き勝手しやがって~!」

と怒る必要も無いかと。

ただ、心情的に「田舎チョロ過ぎ」がベースにあると思うとなんかちょっと複雑な心境にはなりますね。きっと全員がそういう思考ではないでしょうけど・・・。

悔しいのでせめてできる限り勉強しまくるとします。

まぁ「田舎チョロ過ぎ」は認めざるを得ないとしても、

成熟期から衰退期に向かう日本(の田舎)と、人口ボーナスで成長期にある東南アジアを比較しちゃうと、資本主義のフロンティアは今はどうしても東南アジアに軍配が上がる気がするし、単純に東京のやり方を田舎に持ち込んでも持ち込むもの間違えて失敗に終わるケースもあるので、結局誰が何をやるか次第で結果が変わるわけです。

「凄すぎちゃってダメ」

みたいな事、平気で起こるのが田舎なので(笑)。

仕事に集中できる。

ぼくが住んでるところはとにかく田舎なので、基本的に誰も来ません。
ものすごい集中できますよ。そりゃあもう、誰も来ませんから……。電波もないので電話は来ません。最高です。
(中略)
東京生活の課題は、面白い人との出会いが多すぎるんですよね……。
すべての話が面白いものだから、ついつい足を運んでしまう。ほんとうにやるべきことは、別にあるかもしれないのに。集中して仕事をしたい人は、ぜひ田舎へ。


地方移住4年目。メリットとデメリットを語ろう。

引用: http://www.ikedahayato.com/20160601/60489216.html

「 東京生活の課題は、面白い人との出会いが多すぎる 」

短い文ですが、私には非常に響いたメッセージです。

なぜなら、

自己成長したいとなると高いレベルの人の色んな知や価値観に触れると引き上げられるし、田舎では無視どころか「頭おかしいんやないか?」といわれる様な考えが東京では「いいねぇ!」と言われて逆にこちらが驚いたりと、とにかく東京は人パワーが違うので、そういう町にいるだけできっと成長するんだろうなぁ?と考えていた所に、

「 すべての話が面白いものだから、ついつい足を運んでしまう。ほんとうにやるべきことは、別にあるかもしれないのに。 」

と続くのであります。

もう衝撃!

やるべきことがある人間にとっては、面白い人たちとの出会いが多くても自分のすべき事に集中すべきなんだから。

つまり、

面白い人たちの存在が邪魔という思考!

しょ、しょ、しょ、衝撃であります!!!

その様な対象の方にとっては外界を遮断できるという点で田舎は最高という視点に超絶驚きました!

まとめ

・田舎は都会でビジネススキルを鍛えた人にはビジネスチャンスがあるかに見えても、住んでる人たちがそれをビジネスチャンスに転化するスキルが弱いジレンマがある。

・ネットでの仕事は移住希望者だけでなく、田舎に暮らす人間にも大きな恩恵が得られる。

・田舎は初期投資、固定費が安くて出店しやすい代わりに、人口が少なく労働力確保も難しい為、出店後は楽観できない。

・田舎は東京の猛者の一部からチョロいと思われている。また東南アジアとの比較で日本の田舎の方が資本主義のフロンティアになれるかどうかはやる人の手腕次第。

・集中して取り組みたいものがある人にとって東京は、面白い人との出会いが多過ぎる事自体が課題となっている(笑)。その意味で田舎は「 ほんとうにやるべきこと 」持つ人にとっては集中できる最高の場所。

本日は以上です。