60. 世界の【 オモシロ税金】その ②

こんにちは、のぶちかです!
今回は昨日以上に面白い税金が満載です(笑)。
ではさっそく見ていきましょう!
💰世界のオモシロ税金 その②💰
◆犯罪抑止系
「光るおもちゃ税」・・・アメリカ

➡目的: 犯罪率の低下
花火、モデルガンなどが課税対象。導入後は犯罪率低下。おもちゃの製造業者に課税。
◆金持ち搾取系
「帽子税」・・・イギリス(1784~1811)

➡目的:富裕層からの税金巻き上げ
小売業者が帽子を売る為のライセンス取得に税金を課せられた。
「アスリート税」・・・アメリカ

➡目的:富裕層のプロスポーツ選手がめっちゃ稼ぐから巻き上げ
「ひげ税」・・・イギリス(1535~?)、ロシア

➡目的(イギリス): 富裕層からの税金巻き上げ
当時、ひげを伸ばすのが常識だった貴族が狙われた。
➡目的(ロシア):ひげを生やす習慣の撲滅
ピョートル1世により導入。
◆建物系
「窓税」・・・フランス、イングランド、ウェールズ、スコットランド(※各国、現在は廃止)

➡目的: 富裕層から一般層まで広く巻き上げ
「間口税(棟別銭)」・・・日本、オランダ

➡目的:幕府の歳出補填。間口の大きさ毎に税金を決める
「うなぎの寝床」が増えた原因。
◆インフラ系
「渋滞税」・・・ロンドン市

➡目的:渋滞緩和
平日7時~18時半の間、ロンドン中心部の特定のエリアに自動車で進入すると課金 。 導入後、渋滞が30%緩和。
「トイレ税」・・・古代ローマ (紀元69~79年)

➡目的:尿(アンモニア)取引が盛り上がったから巻き上げ
◆遊んだら搾る系
「トランプ(類)税」・・・イギリス(16、17世紀~1960年)、日本(1957~1989年)

➡目的:トランプ遊びが盛り上がったから巻き上げ
トランプで遊ぶ人が対象(イギリス)。日本では麻雀、トランプ、花札等に課税。以後、消費税導入に伴い廃止。
◆働いたら搾る系
「営業税」・・・ドイツ

➡目的: 本来は小売業の従業員を守る為に日曜日に働かせない為
2006年に変更 。 各州や特定の町が独自に決められる様に☝
◆ほっといてくれ系
「独身税」・・・ブルガリア( 1968~1989年 )

➡目的: 人口増大
独身の国民に課税。
◆親悲しくてたまらん系
「我が子税」・・・オスマン帝国(15~17世紀)

➡目的:イスラム教への改宗、軍事力強化、エリート官僚育成
非ムスリムの臣民は自分の子供を税として君主に差し出すことを求められた。この制度
◆弱者追い込み系
「臆病税」・・・イギリス(ヘンリー1世時代から300年)

➡目的:とにかく税金欲しい(笑)
国王の為の戦いで敵に臆した兵士に課されたが、失地王ジョン時代に300%という奇跡的税率に加え、 戦争がなかった年には全ての騎士に課税(わけ分らん 笑!)。
「乳房税」・・・インド

➡目的: 下層階級への辱めか?
下層階級の女性が人前に出る場合、胸を隠したければ税金を払わねなければならない制度 泣。
「100歳税」・・・メキシコ

➡ 目的:・・・汗。
扶養家族のいない100歳以上の老人が課税対象 泣。ただし、扶養家族がいれば免税。
◆リビドー系♡
「ポルノ税」・・・イタリア

➡目的: 経済危機脱出。
当時のイタリアは深刻な経済危機に瀕していたが、ポルノ市場が潤っていたのでエロスオブイタリアンが犠牲に(笑)。
そしてラストは個人的に最強だと感じたこちら↓
◆最大公約数系!!!
「空気税」・・・フランス 18世紀

➡目的:国家財政再建
国王ルイ15世のポンパドール夫人の肝いりで財務総監(財務大臣)になったエディエンヌ・ド・シルエットが考え付いた「息したら課税」という奇跡の税金(笑)!しかし猛反発に合い否決され(そりゃそーや 笑!)、ついでにシルエットは国民の怒りを買って1年未満で大臣を首(笑)。
貴族も平民も僧侶も王様も全員等しく課税というところは公平性があって良かったけど、無茶苦茶加減も最強な税金(笑)!
まとめ
古今東西、税金はまともなのから無茶苦茶なものまで色々あるけど、目的は基本的に財源確保と身勝手な搾取という事が分かりました。
番外編
◆真面目で素晴らしい系
「学位税」・・・オーストラリア

➡目的: 国で負担している多くの学費を後払いで回収
オーストラリアでは原則的に、学生負担となる学費の一部は卒業後の後払い。卒業後に学費を返済する奨学金返済の様な形で納税。仕組みとしては大学卒業後に一定以上の収入があれば3~6%の範囲で学位税が課税され、条件に満たない収入なら無税。 メリットは、親の経済力によって大学進学の可否が左右されにくい為、頑張り次第で大学進学のチャンスが広がるところ。
スーパー素晴らしい仕組みなので面白くないけど御紹介♪
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