48. 【死】について考えると1週間でポジティブになる!

こんにちは、のぶちかです。
さて昨日は「ポジティブな言葉を使うと幸せになる」という内容に触れました。
が、
ここにきていきなり【死】を意識してもまたポジティブになる、という昨日とは対極の様な実験結果 (ケント大学:イングランド) に巡り合ってしまったので、内容を追って再考察してみます。
出展文献「Thinking about death can make you value life more」
https://theconversation.com/thinking-about-death-can-make-you-value-life-more-25505
実験内容
実験参加者(大学生)に1週間毎日【自分の死】について書いてもらう。
・「人生が短いことを知る」
・「あなたが思っているより早く死ぬとしたら、それはあなたの気持ちどんな影響を与えるか?」
という様な内容について書かされる実験。
実験結果

★積極的な気分の向上
★自尊心の向上
★内発的動機(モチベーション)の向上
を報告しています。
またそれに伴い、
★寛容性の向上
までが認められ、その理由としては、
「傷つけられることへの欲求を減らすこと」
「和解への欲求を増やすこと」
が秘められている、という事です。
まとめ

1週間【自分の死】について考えた事を文章化すると、自分が今「生きている」事へのありがたさに気付くのでポジティブになる。
後記
本日の内容は、昨日とはうって変わってネガティブな印象が避けられない【自分の死】について考え文章化するという実験結果でしたが、それには
45.即効性のある【不安解消法3選】!
http://nobuchika.net/45-2
でも記した様に、「下方比較」とも似た感覚を覚えます。
つまりそれは両方とも、
「ネガティブな見地から自分の環境のありがたさに気付く方法」
だからです。
その意味では、
「ポジティブな言葉を使って幸せになる」手法は、「ポジティブな見地」から幸せ度(ポジティブ度)を上げていく、あるいはその状態をキープするのに役立つ手法となり、
結果、
ポジティブになるには「ポジティブ」、「ネガティブ」両方の見地からでアプローチ可能な手法がある、という事が分かります。
現に、強くネガティブな人が無理矢理ポジティブであろうとすると反作用が起こったり、ケント大学の実験結果でも少数「軽いうつ症状」が出た学生もいたそうです。
なので以上をこれから試してみた時に、気持ちが実験結果に沿えば有効だし、少しでも気持ちに反作用を感じたら真逆の方法を取ってみるのも良いですね。
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